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【ゲルググの系譜】ゲルググの種類や後継機一覧

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ゲルググの系譜 一覧

MS-14 ゲルググ

大戦末期に投入されたジオン最後の主力機にして、初のビーム兵器を装備したモビルスーツ。その性能はガンダムを上回り、一年戦争時もっとも高性能な量産MSである。
通常の量産型はA型と呼称され、以後の型式番号は高機動タイプのB型、砲撃タイプのC型と続く。この様に当初からオプション装備による拡張性が持たせられていた為、メインスラスターは背面ではなく脚部とスカート内に搭載。容易に換装が出来る設計となっていた。

MS-14B 高機動型ゲルググ

開発当初からプランに盛り込まれていた、ランドセルを装備した高機動タイプのゲルググ。ザクの様に大掛かりな改修をせずとも、様々な派生を可能にした。中でもB型は加速性能が重視されており、一撃離脱戦法を得意としたジョニー・ライデン少佐、最後の愛機として知られる。

MS-14C ゲルググキャノン

汎用タイプのA型、高機動のB型に続き、砲撃仕様に特化したのがC型。高機動型とは異なり、ランドセルはビームキャノンを装備した物に換装され、頭部には射撃用補助カメラが追加されている。

MS-14S 先行量産型ゲルググ

量産型ゲルググに先駆け25機のみ生産された先行量産型ゲルググ。試作機である事を表すYMS-14とも呼ばれ、ジオン軍きってのエースパイロットに優先的に配備された。
その内の1機は赤い塗装と指揮官用ブレードアンテナが装備され、シャア・アズナブル大佐のもとに贈られている。なお、残りの多くはニュータイプ部隊である「キマイラ隊」に贈られ、後にB型やC型へ改修されジョニー・ライデン少佐らが搭乗した。
因みに諸説あるが、アナベル・ガトー大尉の搭乗機もYMS-14だった可能性がある様だ。

MS-14JG ゲルググJ(イェーガー)

多様化したモビルスーツを共通規格のパーツで再編成し、整備・修理を簡略化する「統合整備計画」に準じ改修されたゲルググ。
背面には高機動タイプのランドセルを採用し、大容量のプロペラントを装備。更にスラスター総推力は量産型が61,500kgなのに対し、JG型は178,500kgと大幅に向上。
驚異的な空間戦闘能力を有し、MS-14系統では最も高性能な機体となっているが、大戦末期に開発された為、生産数はわずかに留まった。

MS-14F ゲルググM(マリーネ)

F型はゲルググの海兵隊仕様で、1年戦争後はシーマ・ガラハウ率いる部隊で多くの機体が運用された。性能面ではB型とJG型の中間にあたり、統合整備計画の過渡期に開発されたと言われている。中でも生産性と高性能化の両面で改修が図られており、プロペラント採用のランドセルの追加やスラスターの増設が行われた。
また、武装は一般兵が扱い切れなかったビーム・ナギナタではなく、ビーム・サーベルを採用、腕部には110㎜連射砲が装備された。しかしメイン武装はMMP-80マシンガンとなっており、ビームライフルに比べると貧弱になっている。

MS-14Fs ゲルググM シーマ・ガラハウ専用機

シーマ・ガラハウが搭乗した海兵隊の指揮官機とされる機体。正式に指揮官機として開発されたのか、それとも現地改修された機体なのかは不明。胸部をはじめとした一部のパーツがJG型に近いのが特徴的で、ランドセルもF型と異なり4本のプロペラントタンクを装備している。シーマ専用機だからなのか、これが正式な装備なのか不明だが、MNG-110ビーム・マシンガンを主兵装とし、シールドもオリジナルの様な特殊形状となっている。

MS-14J リゲルグ

一年戦争終結後、小惑星アクシズへ逃れたジオン軍残党によって改修されたゲルググのカスタム機。両肩の大型ウイングバインダーが特徴的で、内部には3基ずつ大型スラスターが備えられた。その他にも腰部に5基、両脚部に3基ずつスラスターを備え、スラスター総推力は150,800kgにもなっている。その機動性は一年戦争から8年が経過した、宇宙世紀0088年の戦場でも新型機に匹敵するものだった。